給与計算アウトソーシングの導入の流れ

給与アウトソーシングの一般的なプロセスとは?

給与アウトソーシングの一般的なプロセス

給与計算は、正確さが求められる重要な業務です。しかし、「ミスが怖い」「担当者の負担が大きい」「法改正の対応が難しい」などの理由で、外部の専門業者に任せる企業が増えています。

そこで今回は、給与アウトソーシングの一般的なプロセスについて、はじめての方にもわかりやすくご紹介します。

➀勤怠データの収集と提供

まず、会社側で従業員の勤怠情報(出退勤時間、残業、休暇など)をまとめます。このデータは、給与計算の元になるものなので、正確かつ期限内に整えることが大切です。整ったデータは、アウトソーシング業者(以下、プロバイダー)に渡されます。

②給与計算の代行

プロバイダーは、提供された勤怠データと、従業員の給与情報(基本給や各種手当、控除額など)をもとに、各従業員の給与を計算します。

たとえば、以下のような項目が含まれます。

③給与明細の作成・配布

計算が完了したら、給与明細が作られます。明細には、支給された金額、差し引かれた税金や保険料、最終的な手取り額が記載されます。配布方法は、紙やWeb明細など、会社の運用に合わせて選べます。

④給与の振込と税金・保険料の納付

プロバイダーが、社員の銀行口座へ給与を振り込む手続きを行います。あわせて、所得税や住民税、社会保険料などの納付も一括で対応します。

⑤年末調整の代行

年末には、年間の所得をもとに所得税の再計算(年末調整)を行います。プロバイダーは、申告書の回収、控除額の計算、源泉徴収票の作成まで、まとめて対応してくれます。

⑥住民税の更新手続き

毎年5月から6月にかけて、住民税の更新が行われます。これもプロバイダーに任せることで、税額の変更や通知の手間を減らすことが可能です。

⑦ 各種レポートの作成

給与台帳や税務報告書、社会保険関連のレポートなど、必要な帳票類も作成してくれます。企業側は、まとめて報告を受け取るだけで済むので、管理がとてもラクになります。

⑧従業員からの問い合わせ対応(※オプション)

「給与が少ないのはなぜ?」「明細の見方がわからない」といった社員からの問い合わせにも対応してくれるプロバイダーもあります。こうしたサポートを受けることで、社内の総務部門の負担も大きく減らせます。

給与アウトソーシング導入方法は?

給与アウトソーシングを検討しているものの、 「何から始めればいいの?」「スムーズに導入できるか不安…」と感じていませんか?

このパートでは、給与アウトソーシングを実際に導入する際のステップを、順を追ってわかりやすくご紹介します。どの会社でもおおむね共通する流れなので、これを押さえておけば安心です。

①現状分析と要件の整理

まずは、自社の給与計算の現状をしっかりと把握しましょう。

そのうえで、「どこまで外部に任せるか」「どんな機能が必要か」など、アウトソーシングで求める要件を具体的に整理しておきます。

②プロバイダー選定

次に、自社の要件に合ったアウトソーシング会社を探します。選定の際にチェックしたいポイントは、下記のようなものです。

複数社に見積もりを依頼し、サービス内容と料金をしっかり比較検討することが大切です。

③契約の締結

候補を絞り込んだら、正式に契約を結びます。このとき、以下のような項目をしっかり確認しましょう。

契約書は後からトラブルにならないよう、細部までチェックしておくのがポイントです。

④導入準備

契約が済んだら、実際の業務スタートに向けた準備に入ります。準備には、たとえば次のような作業があります。

スムーズな導入のためには、社内の関係者とも情報をしっかり共有しておくことが大切です。

⑤テスト運用

いきなり本番に入るのではなく、まずはテスト運用を行います。

などをチェックします。ここで見つかった問題点は、本番運用前にしっかり解消しておきましょう。

本稼働(正式スタート)

テストで問題がなければ、いよいよ本格的な運用をスタートします。最初のうちは、社内でもプロバイダーの動きを注意深くモニタリングしつつ、随時確認や連携を取ることが成功のポイントです。

⑦運用後の評価と改善

運用が始まったあとも、定期的にプロバイダーの対応や業務の効率、コスト効果などを評価しましょう。必要があれば、業務の見直しやサービス内容の調整も検討します。

また、法改正や社内体制の変化があった場合は、随時共有して対応してもらえるようにしておくことが大切です。

この流れを把握しておけば、「導入が大変そう…」という不安も軽くなるはずです。

給与計算アウトソーシングサービスの企業紹介

給与計算アウトソーシングを導入する際、「どの会社に任せればいいの?」と悩む方は多いと思います。ここでは、日本国内で実績があり、企業規模やニーズに応じたサービスを提供している代表的なプロバイダーを一部紹介します。

大手企業向けの信頼と実績重視なら

株式会社ペイロール

大手企業を中心に、給与計算業務を幅広くサポート。人事システムとの連携や年末調整も対応可能で、導入実績は1,000万人以上(2025年5月調査時点)。

日本郵政コーポレートサービス株式会社

日本郵政グループ40万人以上の給与計算を担当する高セキュリティ運用が強み。官公庁系グループなど、公共性の高い組織にも対応

中小企業におすすめの柔軟対応型

株式会社ミナジン

社労士資格保有者が対応。中小企業に特化したコストパフォーマンスの高いサービスを提供。労務相談や就業規則整備なども相談可能

株式会社エコミック

基本的な給与計算業務はもちろん、昇給シミュレーションや住民税関連業務など、12のオプション機能で業務範囲を柔軟にカスタマイズ可能。繁忙期の一時的な委託や、上場準備・複雑な給与体系などにも対応できる拡張性が強み。

スタートアップやIT企業向けのクラウド型

freee株式会社(freee人事労務アウトソース)

クラウド型人事労務サービスで、給与・労務をまるごとプロに委託可能。スタートアップやテレワーク企業とも相性抜群。freee会計との連携もスムーズ。

オープンアソシエイツ株式会社(RoboRoboペイロール)

初期費用0円で導入しやすく、シンプルなクラウド操作が特徴。社労士監修による正確なチェック体制も安心材料。

海外展開・外資系企業向け

ADP Japan合同会社

世界140か国以上で導入されているグローバルな給与アウトソーシング会社。日本国内外の給与処理・税務対応に一貫対応できるのが特徴。

HTM Co., Ltd.

外資系企業の日本法人向けに、バイリンガルでの給与・労務サービスを展開。英語での対応やレポート出力など、インターナショナルな環境に適応

給与計算アウトソーシングを入れることで必要な仕事に注力できる

給与アウトソーシングは単なる「業務の外注」ではなく、経営効率を高めるための戦略的な選択でもあります。社内の人的リソースをコア業務に集中させたい方、ミスを減らし業務品質を向上させたい方にとって、非常に心強い仕組みです。

下記のページでは、企業が持つ課題に合わせたおすすめの給与計算アウトソーシング企業を3社紹介しています。給与計算アウトソーシングの導入を考えているなら、ぜひチェックしてください。

【課題から選ぶ】
給与計算アウトソーシング会社の
おすすめ3選を見る

【課題から選ぶ】
おすすめ給与計算アウトソーシング会社3選

給与計算での悩みや業務負担を軽減したい…。あなたの会社は、どのような課題からアウトソーシングを検討していますか?ここでは、課題に応じた柔軟なサポートができる給与計算サービス企業を厳選して紹介します。

繁忙期だけ
スポット依頼したい

パソナ
株式会社パソナ公式サイト
引用元:(株式会社パソナ公式サイト:https://www.pasona.co.jp/clients/service/bpo/hr-labor-management/)
おすすめの理由
部分的な業務の委託やフルアウトソーシングを提供しており、短期的なプロジェクトや繁忙期に必要な業務のみを委託可能
急なリソース不足や一時的な業務負担の増加にも、迅速に対応できる。

電話で問い合わせる

自社の成長に合わせて
必要な業務だけを依頼したい

エコミック
株式会社エコミック公式サイト
引用元:(株式会社エコミック公式サイト:https://ecomic.jp/)
おすすめの理由
550社の委託経験から導き出した12のオプションを提供。(※1)
成長初期には基本業務を依頼、中期には昇給シミュレーションを追加するなど、成長に合わせて必要な業務を柔軟にアウトソースできる
※1 2024年10月調査時点 参照元:株式会社エコミック公式HP(https://ecomic.jp/service/payroll/)

電話で問い合わせる

オフショア開発における
海外の法規制
対応して欲しい

ADP
ADP Japan 合同会社公式HP
引用元:(ADP Japan 合同会社公式HP:https://jp.adp.com/)
おすすめの理由
本国の給与計算をそのまま維持しつつ、赴任先国での法的要件や税務要件に対応
140か国以上の法規制に対応(※2)するシステムで、従業員がどの国で勤務していても正確な管理が可能。
※2 2024年10月調査時点 参照元:ADP Japan 合同会社公式HP(https://jp.adp.com/what-we-offer/payroll/payroll-outsourcing-services.aspx)

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